2024年8月12日月曜日

フランス旅 2024

ご無沙汰しております。
ピノ子です。
先日、7年ぶりにフランスへ行って来ました!
コロナで台無しになった貴重な数年間を
取り戻すかのような
心ときめく楽しい旅でした。

私をフランスへ連れてってくださった
ワイン輸入元、アズマコーポレーションの
市原社長と担当営業の藤井さんには
心から感謝申し上げます。

右が、アズマコーポレーションの市原社長。語学堪能、常に明るくポジティブ。グイグイと私たちをリードしてくれる頼もしい存在。

左は、当店担当営業マンの藤井さん。控え目で物静かな紳士。


 一時間遅れで到着したシャルル ドゴール空港。モンペリエまでの乗り継ぎ時間が差し迫っていました。
なのに天下のエール フランス様は遅延を詫びるどころか「乗り遅れたくなければとにかく走れ」という(笑)
広~い空港内、一番隅っこの搭乗口まで猛ダッシュ。汗だくになりながら何とか間に合い、無事に機内に入ったけれど今度は、なかなか出発しない。まだ下でゴトゴト音がする。ポジティブが服を着て歩いてるような市原社長は「きっと我々のスーツケースを積み込むのに時間を要したのかな」と無邪気におっしゃる。私も「なるほど、そういう事か」と頷く。そしてやっと機体は離陸し、美しいフランス上空を飛行しながらモンペリエへと到着。
が、、、我々のスーツケースは出てこなかった!!
天下のエール フランス様は「どうする?明日の朝9時にもう一度この空港で受け取る?」みたいな感じで妙に堂々としてる。
仕方なく翌日の午前に空港へ引き取りに行くと今度はスーツケース1つが足りない!!つのうちの1つは何故か午後に届くと言う(笑)
意外にも怒りや驚きはなく、フフフッと笑いが込み上げるのでした。日本の航空会社のきめ細かいサービスや献身的なサポート、丁寧な荷物の取り扱い。当たり前のように受けていたけれど、もっと感謝せねばと思いました。気付かせてくれたエール フランス様、心からありがとうね~!!


市原社長が気晴らしにビーチが目の前に広がる開放的なレストランを予約してくれました。わーい!やった~!
昼間から軽やかなワインを飲みながら新鮮な海の幸に舌鼓。市原社長に目をやると「しょうがないですよね~?荷物が午後になるっていうんだからね~?」と無邪気な笑顔。何だか、こちらまで楽しくなってきて、やっとフランスに着いたという実感が湧いてきました。ちなみに藤井さんに目をやると「今頃、みんな仕事中なのに悪いな」って小声で。この対比がおかしい!!(笑)軽やかなロゼを飲みながらタコの煮込み、イカのフリット、生牡蠣に魚のグリル、どれも美味しかった!










きれいなモンペリエのビーチを後にし、次の目的地は南仏・ルーションです。





Jean Marc Lafage
ジャン マルク ラファージュ

 当店のロングセラーには、ラファージュのワインが多く、14年目を迎えた当店とは前職からのお付き合いなので、かれこれ18年ぐらいになります。
満を持してようやく訪問が叶いました。お声を掛けてくださった市原社長のお陰です。
ドメーヌの敷地に足を踏み入れた時には、もう感無量!お洒落で素敵な建物にも心ときめきました。


ラファージュはたくさんの試飲ワインを用意して到着を待っていてくれました。


  日本未入荷の魚のデザインが目を惹く白とロゼのワインがありました。フランスでは黄色い缶に入ったオイルサーディンが親しまれてるので販促品のバケツクーラーと共に宣伝してるそう。かわいい!!口に含むと、まさに暑い夏にぴったりな爽やかな味わいです。
今、注文したらいつ入荷するの?「12月頃かな」って事なので寒い冬に熱々の鍋料理と合わせていかが?的な感じで仕入れたいと思います。すっきりした味わいなので鍋料理とも合いそうです。



新しいキュヴェ、コリーヌのピノノワールとシャルドネも旅から戻って早速仕入れました。
さすが天才ラファージュ。バランスの妙味が素晴らしい。シャルドネはリムーの標高600mに位置し、ピノノワールも同じくリムーの標高300mに位置する優良区画。いずれもアンモナイトの化石が発見される土壌から、標高による寒暖差が良質な葡萄を育みます。

試飲ができる建物のテラスの目の前には葡萄畑が広がってました。ワイン樽がお洒落なテーブルに。


あらら!葉っぱの隙間から...お茶目さん。
こんなラファージュですが、車の運転は人が変わったようになるんです。もう、それは恐ろしや恐ろしや!狭い農道もカーブも120キロぐらいでぶっ飛ばすのです。ラファージュ曰く「今日はお客さんを乗せてるからこれでもゆっくりだよ」絶句!殺す気かと思いました。



とにかく畑が雄大です。





右写真に黒い影で映っているのがドローンです。ちゃんと元に戻ってくる姿をみると何だか可愛くみえるものなんですよね。機械なのに。


因みに、ラファージュは7代目で名実ともにルーションを代表する造り手です。
ワインの神「バッカス」賞を最多受賞している実力派。


ドローンで絶景写真を撮影中。二人とも少年みたい。



乾いた大地に可憐に咲くたくましい花々。





この日の夜は、ラファージュがコリウールのレストランへ案内してくれました。
素敵な店構えのレストラン。前菜も魚介もデザートもどれも美味しかった!






ラファージュが予約してくれたホテルの窓からみた朝陽です。とっても素敵なホテルでした。朝食には、素敵なムッシュが作り立ての目玉焼きを運んでくれて、ハムやパン、チーズはカマンベール ド ノルマンディやコンテなんかが並んでる!!と朝からハイテンションになりました。どれも美味しかった!




次の日もラファージュの別の区画の畑へお邪魔してきました。


建物の上にランシオ発見!!ランシオとは、ボンボンヌと呼ばれる大型のガラス瓶にワインを入れて屋外に放置。昼夜の温度差を利用して意図的に酸化させて造るヴァン ド ナチュレルのことです。ラファージュのランシオ、飲んでみたいな。



私の好きなキュヴェ サントネールの畑。樹齢が高い。



ラファージュの右腕となるお二人が畑の説明をしてくださいました。
世界的な温暖化の影響でフランスの南に位置するルーションも深刻な水不足です。ドメーヌ ラファージュでは2021年からBiochar(バイオ炭)いわゆるバイオマスを炭化させ、それを畑に巻く取組を行っています。畑の保水性が増すのだそうです。因みにラファージュでは選定した葡萄樹を用いて炭化させるそう。温暖化の原因となる二酸化炭素を土壌に閉じ込める役割もあるとのこと。環境に配慮した一石二鳥なバイオ炭は今後一層注目を集めそうですね。



ドメーヌ ラファージュのジャン マルク様・従業員の皆様、大変お世話になりありがとうございました。皆さんが手塩にかけて造られているワインを私たちの大切なお客様に自信を持ってお薦めさせていただきます!


お次の目的地はミネルヴォワです。その前にスーパーへ立ち寄ってお買い物。目に飛び込んできたワイン売り場には、ロゼワインコーナーがあり、所狭しとたくさんのロゼが並んでいました。当店では、年中ロゼワインが売れてます。「フランス人はロゼが好きなんですよ」「ロゼは白と赤のいい所取りみたいで、どんな料理にも合わせやすくて万能ですよ」「今時のロゼは辛口が主体」と説明させていただくと興味を持ってくださるお客様が多く、飲んで納得とロゼに目覚められる方が多いです。「フランス人はロゼが好き」を本当だと知って欲しくてこの写真を撮ってきました!すみません、余談です。



Château Coupe Roses
シャトー クープ ローズ

ミネルヴォワの小高い丘の上。この地で400年以上の歴史を誇るワナリーです。所有する畑はミネルヴォワの中でも標高250m~450mの高地にあり、その優良区画から質の高い葡萄を栽培しています。クープ ローズの考えは「良いワインは畑で造られる」ということ。90年代半ばには既にオーガニック認証を取得し、パワーだけではないエレガンスに溢れたバランスの良いワインを生産しています。




当主、パスカルさんとマダム フランソワーズのエチケットにはバラの絵が描かれています。こちらのロゼは、淡い色合いながら旨みがたっぷり。



マダム フランソワーズさんとサラさんが手料理を用意してくれていました。


日本には、まだ未入荷の白。バラのラベルじゃないものは、マティアスさんとサラさんが手掛ける作品です。いわゆる自然派ワインですが、マイナスな要素は微塵も感じない香りも味わいも綺麗なバランスのワインです。良い!こんな自然派ワインが好きです。


ひよこ豆の煮込み、スパイスやハーブが効いてて美味しかった!ロゼワインにもぴったり!


こちらも、日本未入荷ですが、いずれ入荷する予定(?)アズマさんと相談しなきゃ!軽やかなこちらの赤は、ちょっと冷やして飲むのに最適。いいなぁ、こんな自然派ワインがやっぱり私は好きです(強調)


ボリューム満点、こんがり焼けたソーセージ。肉の味がしっかりしてて美味しかった!



こちらの赤も、まだ日本に未入荷です。ボトルの奥がマティアスさん。


どれも、自然農法から造られる「ヴァン ナチュール」ですが「きれいな味の自然派ワイン」でした。日本では、臭いワインじゃないと自然派ワインじゃないみたいな誤解をしてる人達が一定数います。フランスではどうですか?と尋ねてみました。フランスでも一部には居るそうです。でも、自然派ワインだけを売りにしてるワインショップに自分たちのワインを並べて欲しくないとおっしゃってました。未完成で未熟なまま瓶詰された粗悪な自然派ワインと一緒にされたくないってことでしょうか。当店は、こんな綺麗な味の自然派ワインをこれからも皆様にお薦めいたします。クープ ローズの新着ワインが入荷したら是非ご案内させてくださいね。


土地のチーズも美味しかった!



この子の名前はウィビー。マダム フラソワーズの愛犬です。シェパードみたい。とても賢くて遊びたい盛りのかわいい子でした。藤井さんを振り回して暴れてます(笑)



午後からは、畑を案内していただきました。




ここにも健気に咲く可憐なお花


目の前には絶景が広がっていました。
なんと美しい景色。
シャトー クープ ローズのマダム フランソワーズ、マティアスさん、サラさん、手作り料理のランチと素晴らしいワインの試飲をありがとうございました。家族が力を合わせて造るワイン、早く当店のお客様にお薦めしたいと思っております!




この日の夜はフランス南西部に位置する綺麗な街ペジエに宿泊。通りに面したブラッスリーで夕食。こんなに明るいのに時間は20時ぐらいだったかな。みんなリラックスしながら外ご飯を楽しみました。サマータイムっていいな。


楽しいな~



はて?これは何だったかな 笑


またまた牡蠣を食べるチャレンジャー。フランスで牡蠣食べてお腹壊したってお話をちょいちょい耳にしておりましたが、私たちは大丈夫でした。小ぶりで味が濃過ぎず美味しい。


市原社長は卵とマヨネーズ好きです(笑)
朝食には必ずチューブでマヨネーズを持参する姿が可笑しくて!私もマヨラーなのでちょくちょく拝借しました。朝食の美味しいハムやチーズにバゲットがあればマヨネーズは必需品(?)






翌日も高速を飛ばして次の目的地へ



Domaine Chardigny
ドメーヌ シャルディニ

マコネ地区のサン ヴェランに本拠を置くドメーヌ。ブルゴーニュ最南端とボジョレー最北に畑を所有し、三兄弟でワイナリーを運営しています。ドメーヌの設立は比較的新しく、畑の賃借契約が終わる2016年を目標にそれぞれが別の場所で修業と経験を積み、予定通り8年前に再結集してドメーヌを設立しました。生物多様性重視の観点からビオディナミ農法を実践。生命力に溢れた葡萄から上質でピュアなワインが造られています。




この日の対応は、輸出&広告担当のピエールさんが出迎えてくださいました。お腹を空かせてた私たちに軽い軽食の用意まで。近所のシャルキュトリ専門店に頼んだものだよと言って出してくれたのですが、どれもすごく美味しかった!!




美味しいハムやパテを食べながらの試飲開始です。
ブルゴーニュ シャルドネやサン ヴェラン、ガメイのロゼやクリュ ボジョレーのサンタムール、ブルゴーニュ ピノ ノワール等々、3兄弟の夢と情熱が詰まったようなピュアで綺麗な味の自然派ワインでした。どれも素晴らしかったけど特にロゼとサン ヴェラン フュ ド シェーヌ、ペティアンが気に入りました。クリュ ボジョレーのサンタムールも良かった! 結局、どれも良かった!!






ワイナリーの裏手から望む景色がきれい。こんな所に住んでみたいな。


市原社長の通訳はいつもスムーズ。フランス語で聞いて日本語に変換して私に教えてくれるのですが、フランス人にも発音がいいねと褒められていました。語学堪能って羨ましい。








日本に未入荷のペティアン。ラベルも可愛くて味も最高
描かれている花はこの辺りに咲く花々でした。













ピエールさん、いい人でしたね。


ブルゴーニュに咲く可憐な花



ピエールさん、ありがとうございました。




この日は、こちらのホテルに宿泊



別棟になってる可愛いお部屋。窓を開けると一面に葡萄畑が広がってます。










 夜は、市原社長がボーヌの繁盛店に連れてってくださいました。モヤシにごま油が効いた料理に卵がのってる!韓国料理にヒントを得たのかな。ブルゴーニュと言えばエスカルゴ。ニンニク、パセリ、バター、黄金の組み合わせ。食欲が増し増しになりました。


ブルゴーニュワインで乾杯


野性味溢れる鴨のロースト


食べたかった念願のシャロレ牛




朝の散歩。この日も快晴でした。


こんな小さなスミレの花が咲いていました。


あ、お散歩中の藤井さん発見!葡萄畑を眺めてます。





Domaine Rossignol Fevrier
ドメーヌ ロシニョール フェヴリエ

ヴォルネイ村に1510年から続く歴史あるドメーヌ。ヴォルネイとポマール等に畑を所有し1923年に自家元詰を開始しました。2008年からビオディナミ農法を開始。父のフレデリックさんと息子のヴァランタンさんで力を合わせてワイン造りを行なっています。


当主のフレデリックさんです。




若い息子のヴァランタンさんがドメーヌに参入してから、様々な試行錯誤をされています。
そのうちの一つが、通常オーク樽で熟成させるところを試験的にワイングローブと呼ばれるガラス状の大きな球体で熟成させています。メリットとしては、ワインがフレッシュな状態を保つので酸化防止剤を入れる必要がない点。それから温暖化の影響で葡萄が過熟になりフレッシュさが感じられない年があるそうで、それを補うためともおっしゃっていました。樽の価格が高騰してるのもあって、これはガラスだから割れない限り使い続けられるとも。アンフォラを取り入れたり、全房発酵に取り組んだり、より良いものを造りたいという情熱が様々な試みを生んでいます。


左が息子のヴァランタンさん。



 当店でも大人気のブルゴーニュ ワインなので、こちらのエチケットを見て思い出してくださった方も多いと思います。こんな家族が力を合わせて我が子を慈しむよう愛情深くワイン造りに取り組まれています。



話に熱が入るフレデリックさんが、ジリジリと市原社長に迫ってるように見えます 笑



試飲のあとは、いざ畑へ。


自然農法のふかふかした土


手入れが行き届いたきれいな畑でした。



 ロシニョール フェヴリエの皆様、素晴らしいワインをありがとうございました。これからもブルゴーニュ好きなお客様に皆さんのことをお話しながら大切にワインをお薦めさせていただきます。


ブルゴーニュの畑に咲く花々



多肉植物みたい

ブルゴーニュに行くと石垣で出来た畑への入り口があちこちにあります。この佇まい。歴史を感じますよね。


次はペルナン ヴェルジュレスへ


まるでポートレート写真のような素敵な笑顔です。あちらに見えるのは(笑)
なんとっ!!以前、訪問させていただいたドメーヌ ロランさんの建物じゃないですか!ロランさんお元気かな。その節は大変お世話になりました!


やっぱり、ブルゴーニュってすごい産地だな。


綺麗な景色が広がっています。


 
 無理言ってロマネ コンティの畑まで連れてっていただきました。ブルゴーニュに来たら必ず立ち寄りたい聖地です。ちょっと失敬して畑に転がってる石を記念に持ち帰りたいと企んでいたのですが、畑のすぐ目の前でランチを楽しんでる人達がいたので断念!! 泣



畑前で自撮りする藤井さんを撮る 笑






さようなら、ヴォーヌ ロマネ。今度は必ず石を拾って帰るね。






次の訪問先は、当店でも大人気の生産者。ドメーヌ フレデリック フェリです。



Domaine Frederic Fery
ドメーヌ フレデリック フェリ

ペルナン ヴェルジュレスに拠を構えるフレデリック フェリのワイン造りは1941年から、当初はネゴシアン業から始まり、本格的なドメーヌ業を開始したのは1988年とのこと。2008年からオーガニック農法に着手し、さらに3年ほどかけて畑全体に広げ2011年からはすべての自社畑で自然農法を実践しています。ポリシーは「テロワールを大切にしたワイン造り」現在、北はジュヴレ シャンベルタンから南はジヴリまで36のアペラシオンを所有しています。まさに土地の個性を反映した気品溢れるワインが生産されています。


門を入ると、とてもきれいな中庭がありました。


すごく丁寧にお手入れされてます。



この日はエクスポートマネージャーのロイックさんとエノロジストノフランソワさんが対応してくださいました。


それにしても、整然としたきれいな中庭だなぁ。ゴミ一つ落ちてない。




中に入るとさらにびっくり。とにかく清潔なんです。ボトルもグラスも整然と並べられててテーブルや棚には埃もチリも落ちてない。正直言って、自他ともに認める綺麗好きな私が感服するぐらいどこもかしこも清潔でした。



白いシャツがロイックさん、お隣がフランソワさんです。






ジャン フェリのラベルもカッコイイ!








 道を挟んだ隣りの建物が地下廊で繋がっていました。貯蔵庫までの道のりは大抵、蜘蛛の巣が張って薄暗くてカビっぽい場合が多いのですが、フェリの回廊は明るくて清潔!!こんな所まで綺麗にされてるなんて凄いです。




地下カーブはカビも生えるし埃もあります。湿度や温度がワインにとって快適なのと埃はワインを動かさず静置してきた証となるので気になりません。














ブルゴーニュはこんな狭い小道や坂が多いからスクーターで巡ってみるのも楽しそう。




いい雰囲気だな。


歴史を感じる教会
街並みがきれい





ワインショップを見つけたけれど、19時過ぎてたのでとっくに閉店。覗いて勉強したかったな。



この日の夜は、フレデリック フェリのエクスポートマネージャー、ロイックさんとこちらのお店で待ち合わせ。とても感じのいい女性が接客してくれました。


ロイックさん曰く「ブルゴーニュでエスカルゴが一番美味しいお店だよ、僕はここのエスカルゴしか食べないよ」食べて納得。今まで食べたエスカルゴの中で一番の美味しさでした。


 ワインをスルスルと飲みすすめる私にロイックさんが瓶に残る最後のワインを注いでくれました。そして、ブルゴーニュに古くから伝わるジンクスでは残りのワインを注いだ相手と結ばれるのだけれど.....と言い、隣にいる私をそっと見る。グビーっと飲みながら「え??結婚してくれるの?」33歳の若者に51歳の私が絡む。冗談なのにシーンとなった(すべった?)


ロイックさん、美味しかった!これからも、フレデリック フェリの素晴らしいブルゴーニュ ワインを多くのお客様に飲んでいただけるよう努めてまいります。


翌日は、フランスが誇る高速鉄道TGVに乗ってパリへ。



スーツケースをガラガラしながらパリ散歩




そして、お昼はチベット料理店でランチ。繁盛店のようで開店と同時に入店した私たちの後からも続々とお客さんが来店。テイクアウトのマダムも待ってる。初チベット料理は、素朴で優しい味付けが美味しかった!


 このお店は、お客さんも優しい感じのいい人ばかりでした。お店を切り盛りするお母さんと美人な娘さんは、物静かながらそっと微笑んでる。皿やグラスを置いたり下げたりする時も決してガチャガチャせず、あくまでもそっと。何だか素敵でした。美味しい料理が一層引き立つような感じでした。


こんな細い路地に佇んでいました。




市原社長は、パリの開会式が行われるセーヌ川を一目私に見せようと気遣ってくれたのだと思います。「こちらがセーヌ川ですよ」と、連れてきてくれました。


なのに私ったら橋の下のテントが気になったり。。。まるで大坂??


せっかく案内してくださったセーヌ川を見て「うわっ!!汚い!!」と口走ってしまいました。デリカシーのなさを反省。市原社長ごめんね。
でも、この川でトライアスロンをするなんて信じられないと思いました!!


火事で焼けたノートルダム大聖堂は工事中。これだけの歴史的建造物を修復するにはさぞ時間がかかるのでしょうね。完成したらまた見に行きたいな。


 オリンピック開催が迫っていたパリは歓迎ムードで活気がありました。
名残り惜しいけど日本に帰らなくちゃ!こんなに楽しい旅が出来たのもアズマコーポレーションの市原社長と藤井さん、そして温かく出迎えてくださった生産者さん達のお陰です。忘れられない想い出になりました。本当にありがとうございました。


お客様から「いつも美味しいワインを薦めてくれてありがとうね」とおっしゃっていただくことが多い私たちですが、一番すごいのは生産者さんだと思っております。そして次は、生産者さんと信頼関係を構築しながら良いものを日本の皆様にお届けしたいと日々奮闘されている輸入元の皆さんです。私たちは、そんな輸入元の皆さんのお陰で自分のお店にわざわざ足を運んでくださるお客様に自信を持って「これだ!」と思うワインをお薦めすることができます。ワインを通して生産者→輸入元→ワインショップ→お客様と円を描くような信頼関係で繋がっていけたらまさに幸せです。


 最後まで読んでくださってありがとうございます。

皆様のお越しを一同心よりお待ち申し上げております。










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