2017年11月19日日曜日

自然派シャンパーニュ、セレックを囲んでワイン会のお知らせ


Champagneの貴公子
セレック】を招いて
「肩の凝らないワイン会」
2017.11.27

       場所  札幌市中央区南3条西3丁目
         プレイタウンフジ井ビル7F
Wine Restaurant   AKIHISA HANDA
    
        会 費 お一人様  13,000
    定 員 15名様
         時 間 19:00Start
ジャン マルク セレック氏



       \6500(7020)         \7100(7668)       \7700(8316)       \10800(11664)

セレックの
シャンパーニュ4種類

 半田シェフのシャンパーニュに
合わせた素晴らしい料理の
数々を楽しんでいただきます。
 





皆さん、お楽しみに


2017年11月11日土曜日

【2017 ボージョレ― ヌーヴォー】ご予約好評承り中!


11月16日(木)・・・
ボージョレ― ヌーヴォー 解禁!!

スタッフ後藤です!
一年の終わりを、少しずつ実感する11月。
しかし・・・、ワイン好きにとっては、
年に一度の楽しみもあるのがこの11月ですね。
皆さま大好きなボージョレーがいよいよ解禁です!
当店が毎年おすすめするボージョレ― ヌーヴォーは、お店の
オープン当初から変わっていません。

それは、このお二方の生産者が
造るヌーヴォーが他のものに比べ、
一味も二味も違っていて、抜群に美味しいからなのです。


この一つ前のピノ子代表のブログをご覧ください。
フランスの生産者に会いに一週間出張に行っていました。
そのブログの中にも登場する造り手さんです。
代表が実際に生産者に会って、話を聞いて、畑を目にして、
ブドウに触れて、造り手さんの熱い熱い想いを感じて。

だから、札幌ワインマーケットのボージョレ―は、
自慢できるくらいの逸品なのです!
ナチュラル ピュア ヌーヴォーを
是非ご賞味ください!!


ご予約、店頭やお電話で承っています。
数量限定ですので、売り切れの際はご了承くださいませ。

ぜひ、皆さまのご予約、
ご来店お待ちしております!

2017年11月8日水曜日

先日、一週間お店を留守にして
フランスへ出かけてきました。
目的は、当店の定番や
人気ワインの生産者訪問です。



今回の旅で、大変お世話になった
アズマコーポレーションの
市原専務(左)と営業の大瀧さん(右)

お二人のお陰で生産者皆さんの
素晴らしい人柄に触れることができ
とても幸せな旅となりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

笑顔が素敵な専務       真面目で熱心な大瀧さん

シャルル ドゴール空港に到着して
パリから北東に150km
最初の目的地は
ブルゴーニュ コート サン ジャック。
ジョワニーの周辺に広がるアペラシオンです。
近くのホテルに宿泊し、翌日午前10時に


初日の訪問先は

生産者:ドメーヌ アラン ヴィニョ
       Domanine Arain Vignot

12haのアペラシオンのうち、10haをこのドメーヌが
所有するという、コート サン ジャックを代表する造り手です。



2015ブルゴーニュ コート サン ジャック ピノ グリ
薄い色合いの、こちらのロゼ ワインは当店の定番として年中棚に並んでいます。
その理由として、ズバリ「食事と合わせて美味しい」万能ワインだから。
コート サン ジャックを代表する葡萄品種、ピノ グリ100%から造られます。
これからの寒い時期、鶏の水炊きや豚のしゃぶしゃぶと合わせたり
かすかにほろ苦さを感じる葡萄品種の特性を活かして、
春ならタラの芽や独活、ホワイトアスパラなどとも相性抜群。
750ml ¥2890(税別)
三代目となる当主
とても優しく丁寧なアランさん
この日は、寒かったのに長時間
半袖で熱心に説明してくださいました。





蔵には、歴史を感じるワイン用機器が
所狭しと並んでいました。






ワインを買いに蔵を訪れるお客さんの
対応に追われるしっかり者のマダム
アニーさんと、2006年からアランさんと
共に働き始めた4代目のジュリアン。



旧市街の坂道を上がった小高い丘に
アランさんの畑はありました。



右:ピノ グリと左はピノ ノワール


見晴らしのいい場所にあるアランさんの畑からは、
ヨンヌ川流域に広がる美しい街並みが
一望できました。





二軒目の訪問先は

生産者:ドメーヌ ド ピス ルー
   Domaine de Pisse Loup


地質学者だった当主のジャック ユゴーさんが
1985年に立ち上げたドメーヌです。
『そうそう、このラベル知ってる~
飲んだことある~』と、おっしゃる方も
多いかと思います。当店のオープン当初から
皆様に変わらず愛され続けている
辛口白ワインの「シャブリ」
念願叶って
やっとお会いすることが出来ました。
思い返すと
アズマコーポレーション様とのお取引も
こちらのピス ルー シャブリを
飲んだ事から始まりました。
すべてはここから。。。

2015 シャブリ
みずみずしく、芳醇でフレッシュな果実味、土地の個性を活かしたワイン造りは、とてもミネラルたっぷりで旨味が詰まっています。きれいに酸がのった辛口なので、どんな料理にも合わせやすい。特に、にんにくとパセリを効かせたブルゴーニュ風バターを使った魚介のソテーや貝類の酒蒸し、ハムや魚のテリーヌ、カルパッチョ、魚のムニエル等々お薦めです。
      
     この方が造っています!
       ジャックさん
       ↓↓↓

 750ml ¥2680(税別)



近代的で超ド級の清潔な醸造所


使い込まれた部品や器具はきれいに整理整頓


驚きの清潔さに感動しました!



ジャックさんの畑があるシャブリ地区ベイネ村


この写真、見ると思い出して泣けてしまう。

右から、誠実で優しい当主のジャックさん。
真ん中は、父であるジャックさんを
尊敬し、決して出しゃばらず
共にワイン造りを行う生真面目な
息子のロミュアルドさん。
一番左は、ボーヌの醸造学校に通う
孫のアントワーヌ君。

きれいな葡萄畑と美しく広がる景色を眺めながら
当然のごとく脈々と、この心優しい家族は受け継いで
いくんだと胸がいっぱいになりました。



火打石がゴロゴロ
これがシャブリのキリっとした味わいを特徴付ける土壌です。



それにしてもきれいな集落
ゆっくりと時間が
流れていきました。




ブルゴーニュのアペリティフの定番
チーズ風味のシュー生地「グジェール」を
振舞ってくれたマダムのダニーさん。
ジャックさん同様、元学校の先生だったという
一歩引きながら優しい眼差しでしっかりと
ドメーヌを守られてるように感じました。


夢のヴィンテージ違いの垂直試飲


シャブリにしか売っていないという
地元の特産菓子
やっぱりシャブリに合う♩


霜や雹の自然災害、病害虫に見舞われたり
ワイン造りにはたくさんのリスクが付きまといます。
そんな苦労の多いワイン造りにおいて
最大の喜びや幸せは何ですか?とお尋ねしたら
収穫の時の喜びは言葉にならないほど嬉しいそうで
その気持ちを家族や仲間と分かち合うことが
最大の幸せなのだそうです。
愛すべきドメーヌ ド ピス ルーのワインを
皆さん、これからも宜しくお願いします(泣)




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二日目 翌日は、いよいよ「黄金の丘」
コート ドールへ
マルサネを抜けフィサンへ





訪ねたのは
生産者:ドメーヌ デュ クロ サン ルイ
      Domaine du Clos St Louis



現当主は、とても明るくて職人気質の
ベルナール フィリップさん。
2015年から娘のヴィルジニさんも
ドメーヌに加わり,父と共に
ワイン造りに励んでいます。



ベルナール家は名家で、フィリップさんの祖父はディジョン市長を務め、
父はフィサンの村長を務めていたという。フィリップさんは政治には興味がなく、
ワイン造り一筋。マルサネやジュヴレ シャンベルタンのワインも造っているが、
フィサンにこそ我が魂があるという強いこだわりを持っておられました。
意志の強そうな娘のヴィルジニさんとは、時々衝突することもあるのだとか。
より良いものを造りたいという志は同じなんですね。

このドメーヌ自慢のキュヴェは
2013フィサン クロ ザントル ドゥー ヴェル モノポール
フィサン中心部に広がる単独所有畑。樹齢60年の古木から生まれる複雑味を帯びた葡萄から造られます。とても濃い色調とピノ ノワールらしい艶やかな香りや豊かな果実味、キメの細かいシルキーなタンニンが魅力的。ブルゴーニュ好きには外せない注目の産地です。

750ml ¥4680(税別)


一面に広がるクロ サン ルイの葡萄畑。
朝靄がのどかな風景に溶け込んでいました。




 

枝の上部にはたくさんの実が残っているけど
より良い葡萄を厳選して
仕込んでいるため
摘み取られません。
食べたら「めっちゃ旨いで~っ!」



畑の周りに積み上げられた石。
畑作業をしていると、こんな石がどんどこ出てくるそうで
キリがなく、遠くまで運んで捨てるより、
いつしか畑の周りに積み上げるように石垣が出来たそうです。




フィサンという村の地元愛が深い職人フィリップさんと、今後このドメーヌを担っていく若き女性ヴィニュロンのヴィルジニさん。こうして受け継がれていくのですね。





クロ サン ルイを後にし
ジュヴレ シャンベルタンに
ちょっと寄り道。



せっかくブルゴーニュに来たのだから
ルー デュモンの仲田さんに
醤油や味噌を届けてあげたいと思って。
あ、から揚げ好きなのも思い出して唐揚げ粉もね。。。笑
記念に一緒に写真撮影。仲田さん、頑張って!!







次の訪問先は
生産者:ドメーヌ ロラン ペール エ フィス
Domaine Rollin Pere et Fils

かわいい佇まいのドメーヌ



2014ペルナン ヴェルジュレス ブラン レ・クルー
こちらのワインをお薦めさせていただいたお客様が、次のご来店時に必ず「良かったよ~!すごく美味しかった」と声を大にしておっしゃってくれるペルナン ヴェルジュレス ブラン。トロピカルフルーツのような豊かな香り、心地良い酸が軽快でたっぷりのミネラルと過度じゃない上品な樽の香りがきれいに調和したエレガントなワイン。プチ コルトン シャルルマーニュ(小さなシャルルマーニュ大帝)と呼んでいます。

750ml ¥5200(税別)


現当主、ほんわかと優しくて穏やかなお人柄のレミさん。
流行に左右されず、伝統的な農法によってテロワールが
表現されたワインを造りたいとおっしゃっていました。
ワイン造りの喜びは、とにかく自分は畑に出ている時が
嬉しくてとても幸せな時間なのだと言います。



レミさんから、案内されたこの記念碑から
ペルナン ヴェルジュレスを見渡すと



こんな美しい景色が広がっていました。
畑が一望できる!!
レミさんが、趣味は散歩とおっしゃっていたけど
わかったような気がしました。
特別な空気が漂う美しきペルナン ヴェルジュレス。
毎日散策しても見飽きないのでしょう。

豊かなテロワールと
素晴らしい人の手によって
育まれる極上ワイン。
今後もレミさん率いる
ロラン ペール エ フィスから
目が離せません!




そして、2日目最後の訪問先は

生産者:ドメーヌ ジェイ クドレイ ビゾ
Domaine J Coudray Bizot

1981年、ジャン イヴ ビゾとの
分割相続によって誕生したドメーヌ

左から

2011エシェゾー特級 アン オルヴォー
2010ヴォーヌ ロマネ 1級ラ クロワ ラモー
2011ジュヴレ シャンベルタン1級シャンポー


各 750ml ¥24000(税別) ¥17900(税別) ¥11600(税別)


小道を挟んだ右隣の畑は、
ロマネ コンティ社が所有する
ロマネ サン ヴィヴァン。


左が、クドレイ ビゾが所有する

ヴォーヌ ロマネ1級ラ クロワ ラモー。


この畑を所有しているのはジャック カシューと
フランソワ ラマルシュの合わせて3ドメーヌだけ。


同じく、この辺りの畑にも
たっぷり実が残っているけど
上部に付いた葡萄は収穫しません。
食べたら美味しいのにね。




すぐ近くにロマネ コンティ社の建物が見えます。



葡萄畑周辺に植えられてるバラの花


現当主、2代目となるジャン ジャックさん。
何だか、これまでお会いしてきた
生産者さん達とは、どこか雰囲気が違う!!
何だろう??


銘醸地ヴォーヌ ロマネは、ロマネ コンティを筆頭に
綺羅星のごとく素晴らしい畑がひしめきあってるエリアです。
しばらく滞在して自転車に乗って、じっくりと全ての
畑を見て回りたかったな。




試飲をさせていただくため
醸造所のあるボーヌの街へ。







この扉を抜けた先に、ビゾさんの蔵はありました。


こんな古い建物に囲まれました。
歴史の重みをズドーンと感じて
ちょっと怖いぐらいの雰囲気です


地下カーブで熟成中のワインを
試飲させていただきました。




それにしても、いちいち絵になるなぁ~
俳優さんみたいに、カメラを向けると
自然にポーズをとってくれるんです。


そして、客間に通されて
ジャックさんのパートナーのステファニーさんが
試飲の準備をして待っていてくれました。
ドメーヌのコースターやテーブル ランプなどをお土産に
いただきましたが、ドメーヌ オリジナルの
ワイングッズの非売品って超レアで嬉しい贈り物です。





「どのキュヴェも、丹精込めて育てた
我が子のようだと思いますが
あえて、お聞かせください。
あなたの一番のお気に入りは何ですか?」

不躾な質問を投げかけてごめんなさい。

一瞬笑って、少しためらいながらも
「ラ クロワ ラモー」と答えていただきました。
実は私も、ビゾさんのワインの中で
特に好きなのがラ クロワ ラモーなのでした。
なので、畑にお邪魔できて嬉しかったです。
改めてヴォーヌ ロマネの凄さを
感じさせられました。



各ドメーヌの滞在時間も長く、ちょっとハードだった2日目が終了しました。
心地良さが先に立つ疲労感でぐっすり眠りにつきました。

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3日目

最初の訪問先は

生産者:ドメーヌ ディコンヌ
Domaine Diconne

1919年設立のオークセイ デュレスに拠を置くドメーヌ。
三代目のピエールさんが、ワイン生産者のマリーさんと
婚姻することによって、彼女の畑も引き継ぐこととなり
現在ではオークセイ デュレスを代表するドメーヌに挙げられます。


現当主、知的な職人気質
笑顔が素敵な4代目クリストフさん。
しかもダンディな雰囲気





左から

2013オークセイ デュレス1級レ・デュレス
2014オークセイ デュレス ブラン テール フォル
2015ムルソー レ・ナルヴォー


各 750ml  ¥4800(税別) ¥3970(税別) ¥5800(税別)

ジューシーな果実味
伸びやかな酸と
幾重にもなる複雑味を帯びたミネラルが
ドメーヌ ディコンヌ ワインの魅力です。


ディコンヌが所有する畑の数々

葡萄の栽培方法は、限りなく厳格なリュット レゾネ。
除草剤や殺虫剤など科学薬品は使用せず
オーガニック肥料を使用し
可能な限り自然に根差した農法を行います。




この石垣に囲まれた畑は、ディコンヌが
単独所有するムルソー クロ デ リュシェという
特別な区画がありました。


実は小さいけれど、
甘くて美味しいシャルドネ種


しかも、樹齢が60年という
葡萄木も畑に残っていました。



オークセイの畑にやって来たら
クリストフが、この小屋を指差し
ラルー ビーズ ルロワ女史が所有する小屋だという。。。笑



「は?小屋??」どれどれ。。。
思わず撮影


そして、試飲のため
きれいな醸造設備が並ぶ家屋を通り抜け
細い階段を下りて清潔な地下カーブへ

きっと頭のいい人なんだろうな。
何か質問すると、遠い昔の家系図のことも
叩いては響いて返ってくるようにすらすらと
小気味良く教えてくれます。
真面目で実直な感じも好印象。






車やメカをいじるのが
趣味だというクリストフさん。
納得です!
醸造に使う機材や備品は
きれいに手入れされ
きっちりと並べられていました。
几帳面な性格がうかがい知れます。



三代目のピエールさんに、クリストフさんが
造るワインとお父様が造ってこられたワイン
スタイルに変化はありませんか?と尋ねたら
息子の代になってから造りに変化があることを
さらりと認めながら「もう任せていることだから」と
言わんばかりの包容力のある優しい眼差しが
とっても素敵な三代目でした。
そんな、お父様に見守られながら
ワイン造りに励む若きヴィニュロン、
クリストフさんの誠実な人柄を
反映したかのようなワインを
これからも造り続けていかれることでしょう。
大注目のドメーヌです。




 蔵を出たら、外は久しぶりの快晴でした。
気持ちいい~っ!








この日2軒目の訪問先は

生産者:ドメーヌ モーリス シャルルー
Domeine Maurice Charleux et Fils

コート ド ボーヌ、最南端のマランジュに
拠を置く生産者。この地に1894年から
続くドメーヌです。







現当主で5代目となる1975年生まれのヴァンサン氏。






2015マランジュ ブラン
マランジュの1級畑、ラ・フシエールの上面に広がる
「レ・ブラ」という標高350mの区画の葡萄から造られる。
爽やかなグレープフルーツやマンダリンのニュアンスを持ったフレッシュな果実味、ふくよかな酸と土壌から由来する豊かなミネラル。シャルドネ好きに是非飲んでいただきたい。マランジュの丘の爽やかな風が吹き抜けるかのような優しい白ワインです。


750ml ¥3750(税別)

彼の畑には、帆立や牡蠣、ムール貝などの
化石が張り付いた石がゴロゴロあるそうで、
これらの石にテンションが上がってる
私たちの姿を見た心優しいヴァンサンが、
あとでその場所に連れて行ってくれました。





日差しを燦々と浴るマランジュの
ヴィエイユ ヴィーニュの美しい畑。
葡萄栽培は、厳格なリュット レゾネ。
殺虫剤や除草剤などの化学薬品は使用せず
可能な限り自然に根差した農法を実践しています。


四季の移り変わる景色を年間を通して見てみたいな。


ぷぷぷ。。。
いつも一生懸命な市原専務。
写真撮影中です♬



最近は、ブルゴーニュでも当主が
畑に出ない蔵もあるけれど
私は、そんなことはしたくはない。
趣味は畑仕事と醸造に関する一切のこと。
日々精を出し納得のいくワインを
造っていきたいと語っていたヴァンサン氏。
先代から受け継いだ恵まれたマランジュの土地を
引継ぎ、次の世代にも残していくこと。
それが先代への恩返しになる」という
物静かで穏やかな印象のヴァンサンは
胸に熱い情熱を秘めていました。
かっこいい~!心打たれました。



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4日目はさらに南のボジョレーへ

生産者:ドメーヌ ローラン ペラション
Domaine Laurent PerraChon et Fils

ドメーヌの創業は古く、1601年のジュリエナの
村名簿にも記載されている歴史ある造り手です。

  


 ドメーヌの周りにはきれいな薔薇が咲き誇っていました。


2014モルゴン コルスレット
クリュ ボジョレーの中で、最も長熟型のワインを生むモルゴン。ローラン ペラションのモルゴンもまさにその通り。標高300mに位置する畑は、花崗岩とシスト土壌、コブレ仕立ての葡萄木の樹齢は55年から最大90歳の樹まで植えられていました。樹齢の高い樹が生む葡萄は、若い樹と違って多くの実は付けませんが、その分凝縮度が高くなり、深く這った根からは異なる層のミネラルを吸い上げるため、とても複雑味を帯びたワインになります。とても滋味深く奥行きのある上級ボジョレー ワインを味わってください。ヌーヴォーで有名な産地ですが、こんな長期熟成も期待できて高い潜在能力を秘めたワインも生産されています。これからの季節、鹿などのジビエ料理や美味しい赤身のステーキ、チーズ、熟成サラミ等と合わせてみてください。


750ml ¥2980(税別)

ボジョレーの名所なので案内された風車
朝靄のムーラン ナヴァンの
畑を見下ろすように
歴史の古い風車が街のシンボルとして
残っています。

きれいな景色。



若い頃は、シャトー オーゾンヌなどでも
研鑽を積んだ父のローランさんと
ニュージーランドでも学び、
現在は父と共にワイン造りに励む
優秀なマキシム。



口に含むとしっかりとした力強い味わいの葡萄







この畑は標高490mという高さにある
ジュリエナのロッシュ ブルー


その名の通り青い岩がゴロゴロしています


マダムのマルチーヌさんが
地元のサラミやチーズを
用意してくださっていました。
籐のお皿に葡萄の葉をのせて
その上にきれいに並べられたおつまみ。





クリュ ボジョレーを垂直試飲しながら
おつまみも一緒に美味しくいただきました。
ワインのエチケットはマキシムの
インスピレーションから生まれたもの。
それぞれのキュヴェに思いを馳せて。






大きさや高さを表現するとき、
手足を大きく使って熱心に説明してくれた
キュートなお父さん。
マキシムと共に働くようになってから、
輸出先が増えたそうです。
そんな息子を嬉しく誇りに思っている様子が
見え隠れして、とても微笑ましく思いました。
一方マキシムは、父を尊敬し
先祖代々受け継がれてきたドメーヌの
伝統的なワイン造りを踏襲しながらも、
さらに飛躍すべく若き情熱が泉のように
溢れているかのようでした。
この蔵もまた、こうやって受け継がれていくんですね。
ヌーヴォーばかり注目される産地ですが、
クリュ ボジョレーの豊かさや高い潜在能力を
紡ぎながら、今後も世界へ発信し続けて欲しい。







そして、いよいよ最後の生産者さん訪問


生産者:ドメーヌ デュ ビュイロン
Domaine du Buisrond

当主のティエリーさんは、ブルゴーニュのシャンボール ミュジニーの名門「ヴォギュエ」のもとで醸造長として働いていました。ヴォギュエ同様に、彼が所有するACブルイィに隣接する畑は、オーガニック農法を実践しています。ヨーロッパの厳しいオーガニック認証ABマーク(フランス政府認定マーク)とユーロリーフ(EU産有機農産物認証マーク)をダブルで取得しています。


当主のティエリーさん
いい顔されてますね~




2017 ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー
当店で、毎年ご好評をいただいてるボジョレー ヌーヴォーがこちらです。「本当に美味しいヌーヴォーなんです」と言ってお薦めさせていただくと次回お会いした時に「本当に美味しかった」と言ってリピーターになってくださるお客様のなんと多いことか。なので、当店はオープン当初からビュイロンさんのヌーヴォー一筋です。
ナチュラルでたっぷりとした豊かな果実味は旨みのあるミネラルが基調となっており、溶け込んだ丸い酸が優しい印象です。※実は2017年、すでに現地で試飲しちゃいました。
いつも変わらず美味しい!ナチュラル ピュア ヌーヴォーです。


当店は今年も2017年のご予約を受付開始しています。



750ml  ¥2680(税別)

左:ティエリーさんと
右は息子のクァンタンさん。
クゥアンタンを見た時、一瞬
「ヒッピーっ!?」と思ったのですが、
実はとても真面目でそのギャップに
びっくりしました。



ビュイロンの畑は、一言でいうと
「自由」※に見える。
隣りのワイナリーの畑と見比べると
明らかに違いがわかります。
雑草の残るふわふわで柔らかな土が印象的。



遠くにはティエリーさんが面倒を見てる馬が。
この馬に乗って、周辺を散歩するのが日課なんですって。



本当にのどかな風景です。
遠くにはアルプスの名峰が見えます。
モン ブランだったかな。。。





醸造所の前に構えるビュイロンのオフィス
太陽光が降り注ぐガラス張りの素敵なオフィス。



その向かいの庭で試飲開始


ラベルのないヴァン ムスー。
喉がカラカラだったので
シュワシュワとした優しい泡が
染みわたるようでした。


 庭にそびえる右の大きな楓の樹は
ビュイロンの歴史を象徴しています。
ラベルに描かれている絵が
実はこの楓の樹だったのですね。




ティエリーさんに趣味を尋ねると、仲間と共同で購入した
船に乗ってあちこち旅をする事だとおっしゃる。
マルセイユやノルウェー、遠い所だとベーリング海。
ベーリング海のイメージが、船が揺れまくり、
荒波とみぞれが吹き荒ぶとんでもない
海峡だというイメージを持ってる私が、
何故そんな危険なベーリング海に??
と、質問すると 
「何故って、冒険さ」

最近の私、保守的かもしれないと思い、
ちょっぴり恥ずかしくなりました。
人生一度きり。

自然に根差したワイン造りを行いながら、
人生を謳歌しているティエリーさんに
「ワイン造りの最大の喜びは?」と
お尋ねしたら、シャブリのジャックさん同様
「収穫を仲間と分かち合う時が最大の喜び」
だとおっしゃっていました。
そんな、ティエリーさんを尊敬している
優しくてシャイで真面目なクァンタン。
今後も、札幌ワインマーケットは
ドメーヌ デュ ビュイロンが定番です。
皆さん、2017年も是非味わってください!!
収穫の喜びを分かち合いましょう。



こうして、4日間の濃密な
生産者さん訪問の旅は終了しました。

皆さん、本当に素晴らしい方々ばかりで
思い出すたびに涙が出てきます。
たくさんの優しさと家族に対する
深い愛情を感じました。
そんな親子が紡ぐワイン造りに対する
熱い情熱、そして至って当然のごとく
受け継いできた長い歴史に感動です。
温かく迎えてくださったドメーヌの皆様に
心から御礼申し上げます。


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そして、ドイツを経由して日本に戻ったのでした。

ドイツのビール、ソーセージ、
プレッツェル、
シュニッツェル、ロースト ポーク
噂通り美味しかったです。








そして、今回のフランス旅に際して本当に
お世話になったアズマコーポレーションの
市原専務と営業の大瀧さん。
お二人と一緒だったから何倍も楽しい
フランス旅を過ごせたのだと思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。


専務は、とても優しくて気配りの方でした。
自分のことより、いつも周囲を気遣ってくれて
今回は、そんな専務のお人柄にも感動した旅でした。




言葉は多くはないけれど、誠実で真面目な大瀧さん。
一緒に葡萄畑を歩けて本当に楽しかった!
お陰で私はすっかり石垣と化石の虜になりました



アズマコーポレーション様、生産者の皆様、
このブログを最後まで読んで下さった皆様
本当にありがとうございました。
Je vous remercie beaucoup!!


上記、生産者のワインはすべて
札幌ワインマーケットで販売しております。
愛情たっぷりに育まれたピュアな
ワインを是非飲んで楽しんでください。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。