2025年3月6日木曜日

地元で人気の「フランソワ コンフュロン ジャンドル」

 

皆様、こんにちは!スタッフの堀内です。

早い春の訪れかと思いきや

また雪景色に戻ってしまいましたね。

お足元にはお気をつけてください。


さて、今年も無事に入荷しました。

地元ブルゴーニュで大人気の造り手

「フランソワ コンフュロン ジャンドル」


ジャンドルの造るワインは国内での評価が非常に高く

人気のあまり、生産されるワインの70%が国内で消費され

国外への輸出はわずか30%のみと希少です。


当店では以下9種類、お取り扱いしております!



(写真左)

Bourgogne Blanc Les Champs d'Argent

ブルゴーニュ ブラン レ・シャン ダルジャン

¥4,800(5,280)

彼らの本拠地であるヴォーヌロマネ村で造られる

素晴らしいブルゴーニュ ブラン。

柑橘果実や白い花、ナッツのアロマがリッチさを際立てます。

クリームのお料理や白身魚のグリル、白カビチーズなどとも

相性抜群です!


(写真右)

Bourgogne Rouge

ブルゴーニュ ルージュ

¥5,200(5,720)

良質なブルゴーニュ ルージュを象徴するような

スミレや赤系果実のアロマ。

優しい果実味と、力強くもきめ細かなタンニンが

ワインにしっかりとした骨格を与えます。

鴨肉や、シンプルな牛肉料理などは

特に相性が良いです!



(写真左)

Nuits Saint Georges

ニュイ サン ジョルジュ

¥13,000(14,300)

ヴォーヌ ロマネに近い

3つの区画の葡萄から造られます。

良質なピノノワールで、

非常に落ち着いたテイストです。

チャーミングなフレーバーに優しいタンニン。

濃厚ながら、繊細でエレガントな仕上がりです。


(写真右)

Gevrey Chambertin

ジュヴレ シャンベルタン

¥15,000(16,500)

わずか0.3haの畑のブドウから造られます。

カシスやブラックチェリーのアロマ。

非常に力強く、濃い味わいに

しっかりとしたタンニンが感じられます。



(写真左)

Vosne Romanee

ヴォーヌ ロマネ

¥15,000(16,500)

平均樹齢30~70年の古樹から採れる

育ちの良い葡萄から造られます。

コート ド ニュイの典型的な、スミレや赤系果実の

アロマがニュイ好きを魅了します。

酸はジュヴレ シャンベルタンより穏やかで

とてもエレガントな仕上がり。


(写真右)

Vosne Romanee La Colombiere

ヴォーヌ ロマネ ラ・コロンビエール

¥17,000(18,700)

単一畑「コロンビエール」は

粘土質がやや強く強健タイプと言われています。

赤い果実のアロマをしっかりと感じられ

味わいも力強く、深みがあります。



(写真左)

Vosne Romanee Premier Cru Les Chaumes

ヴォーヌ ロマネ 1級 レ・ショーム

¥20,000(22,000)

ラ・ターシュの目の前の畑で

なんと、樹齢は90年を超えています!

実る葡萄は1本の樹に2~3房、しっかりと集約感があります。

スミレやバラのような華やかで優美なアロマ。

果実味は大変豊かで、余韻にかけて

タンニンの力強さが感じられます。


(写真中央)

Vosne Romanee Premier Cru Les Beaumonts

ヴォーヌ ロマネ 1級 レ・ボーモン

¥20,000(22,000)

グラン クリュ「エシェゾー」を囲む立地で

2区画に分かれた畑です。

大きな区画には“酸・ボリューム”の要素

小さな区画には”集約感・持続性・甘み”の要素があり

それらがブレンドされ大変複雑な仕上がりになります。

なめらかで柔らかな果実味に、上質なタンニンが感じられ

大変エレガントな味わいです。


(写真右)

Echezeaux Grand Cru

エシェゾー 特級

¥40,000(44,000)

2区画、合計わずか0.3haの畑から

採れる葡萄から造られます。

3~4樽しか造られない大変希少なワインです。

フランソワ フレール社の

トロンセ産のオーク樽を使用。

パワフルなタンニンがありながらも

ソフトでしなやかな、凝縮感のある果実味が感じられ

アタックから余韻まで素晴らしい力強さです。


数に限りがありますので

ご興味のある方はぜひ、お早目のご来店をお待ちしております。


2025年3月3日月曜日

仲田さんを囲む会 in Akihisa Handa

 

いつもブログをご覧いただきまして

ありがとうございます。

こんにちは!前川です。

 

前回のブログに続き、もう少しだけ仲田晃司さんのお話をさせてください。

先日のルー デュモン販売会の前日、

業界関係者だけで、Akihisa Handaさんにて

仲田さんを囲むワイン会がありました。

 

ピノ子オーナーはニュージーランド出張中で参加できないけれど

せっかくだから札幌ワインマーケットさんの席も

1席用意していますのでよかったら……とのことで

僭越ながらワイン会に参加させていただきました!

 

その日は仲田さんがフランスから日本に到着する日で、

空港から直接ワイン会にいらしてくださいました。

仲田さんを待つ間に、シモン ドゥヴォー&ルー ベアティトゥディネムの

ブリュット ブラン ド ノワール2016年で乾杯。

熟成により色合いも濃くなり、熟成感のある味わいに。

柔らかくピュアで美しいシャンパーニュです。

この日は全10種類の仲田さんワインを用意してくださいました。

 



お野菜のテリーヌ 玉ねぎのヴィネグレット

タップナード みかんのピュレ

野菜の甘みと色とりどりのソースの味わいが絶妙。

そして芸術的な美しさに感動します。

 

そしてルー デュモン天地人のブルゴーニュブラン2022

白桃のようなみずみずしい甘さと柔らかな樽香。

 

 

いよいよお待ちかねの仲田さんが到着。

帰国直後でお疲れのなか、にこやかにワインについて

畑について色々とお話ししてくださいました。

 

まずは、未発売の仲田さんのシャンパーニュについて。

仲田さんがシャンパーニュの生産者シモン ドゥヴォーさんのもとで

研修中に隣の畑が売りに出されていました。

畑の転売なども多いようで、購入には審査も厳しく、

応募者も多数いるためオーディション形式で購入者を決定しています。

仲田さんほどの方でも、名前だけでは畑を購入できないのですね。

ちなみにシャンパーニュ以外の畑も400回くらい応募していて、

実際に獲得できたのは7回ほどのようです。それでも運がよかったと仰っていました。

 

オーディションに勝ち抜き手に入れた畑は、

クルトロンという東向きの朝日を浴びる区画と

ジエ シュル セーヌという西向きの夕日が差し込む区画。

ジュヴレ シャンベルタンにある自宅から1時間半で通えるから

ブルゴーニュの南の方よりも近くて、畑のお世話に都合がいいと仲田さん。

本当に自分の足で畑を回って、大事にブドウを育てていることを実感しました。

 

生産量は今のところ極わずかのため、日本への入荷は未定。

そんなシャンパーニュもいただくことができました。

 


クルトロン ブリュット ナチュール
2020

朝の太陽を思わせる爽やかさ、豊かなミネラル

エレガントでキレのある味わい。

土壌はキンメリジャンで、カーヴはまだ借りて醸造しているようです。

 


ジエ シュル セーヌ ブリュット ナチュール
2020

繊細なミネラルとコクのある味わい。

エレガントで上品な余韻が長く続きます。

補糖ゼロですが、ブドウ由来の甘みが特徴とのこと。

 

どちらもピノ ノワール100%ですが

ピノはコクがある分、ミネラルが隠れがち。

仲田さんはプレスせずに果汁を得ることで

ミネラル感を残しているのだそうです。



 根室産ギンポのポワレ

ブイヤベースソース 海藻バター

 

ルー デュモン天地人 ムルソー2022

トロピカルフルーツやナッツのコク。

上品な樽をしっかり感じながらも驚くほどピュアな味わい。

新樽70%、1回使用樽30%で18ヵ月熟成。

 仲田さんのワインは新樽率の高い贅沢な造りですが、

新樽を使うのは何より清潔だからだそうです。

また一次発酵から樽を使用すると、

ワインと樽が馴染み、樽の香りが強く出すぎず

エレガントでピュアなワインに仕上がるのですね。

 


ふらの和牛赤ワイン煮込み

洞爺・丸田農園産キタアカリのピュレ

 柔らかく繊細な和牛に、仲田さんのワインが本当によく合いました。

 

ルー デュモン天地人 コート ド ニュイ ヴィラージュ2022

「コート ド ニュイ ヴィラージュ」という名前から

コート ド ニュイ ルージュなどと似た印象を持たれがちですが

ジュヴレ シャンベルタンなどと同じ立派な村名格。

しかもこちらは、フレデリック ミュニエの

ニュイ サン ジョルジュ1級クロ ド ラ マレシャルの隣という超好立地!

樹齢も50才(仲田さんはブドウ樹の年齢のことを~才と仰っていました)のヴィエイユヴィーニュ。

肉厚な果実味、綺麗な酸があり、天地人のなかでは力強いスタイルです。

 

続いて仲田さんの本拠地である

ルー デュモン天地人 ジュヴレ シャンベルタン2022

グラスから溢れるアロマに圧倒されました。

本当に素晴らしいワインで、ワイルドで官能的な印象です。

仲田さんのワインは色合いが淡いため優しい味わいと思われますが、

実際目隠しで飲むと「濃い」と言われることが多いそうです。

色は淡くても、ワインの密度はとても高いのですね。

 


北海道チーズ
3

長万部ウォッシュ、幸18ヶ月、ジャパンブルーおこっぺ


Akihisa Handaさんのお料理も本当に素晴らしく

素材の味を生かしつつ、ソースは味わい深く、

仲田さんのピュアで複雑なワインととてもいいマリアージュでした。

この日は定休日にも関わらず、会のためにお店を開けてくださり

本当にありがとうございました。

 

最後はとっても希少な自社畑のワイン。

ドメーヌ ルー デュモン ブルゴーニュ ルージュV.V. 2022

ほかのブルゴーニュ ルージュとは明らかに一線を画すワイン。

華やかで生き生きとして、様々な要素がぎゅっと凝縮されたパワフルな印象でした。

これから熟成させてどんどん美味しくなるのが楽しみなワインです。

3分の1の樹は80才、3分の250才の超ヴィエイユヴィーニュ。

フレッシュさを残すため、8割が全房発酵です。

 

ドメーヌ ルー デュモン マルサネ ルージュ アン ローティエ2022

こちらも驚くほどの潜在能力を感じる溢れんばかりのアロマ。

肉厚で旨みがあり、非常に複雑な余韻が続きます。

マルサネ村自体のポテンシャルも高く

生産者が一丸となってマルサネの格上げをはかっているそうです。

アンローティエの畑を手に入れたのは201612月。

25名の応募があったなかで、仲田さんのみ有機栽培を予定しており

そのおかげでアンローティエは仲田さんの畑となることができました。

仲田さんがわが子同然、丁寧に育てたドメーヌワイン、

是非皆さまにも一度味わっていただきたいです。

 

仲田さんご本人からお話を伺っていると

本当にずっと畑、樹と向き合っていて、

誠実に大切にワインを造っていることをありありと実感しました。

美味しいワインの裏側にはこれだけの努力と愛情があるのだなと。


経験を重ねて年々美味しさを増している仲田さんのワイン

是非皆さまにもご堪能していただければと思います。

皆さまのご来店、心よりお待ちしております!